kintoneアプリストアはkintone構築を加速させる秘密の宝庫

kintone

この記事では、kintoneアプリストアを使って、手早くkintone構築を行う方法を解説していきます。

この記事を読むと
  • kintoneアプリストアについて理解できる
  • サンプルアプリの探し方や内容が掴める
  • サンプルアプリを使った構築例が分かる

kintoneアプリストアとは?

まず、kintoneとは、サイボウズ社の提供する「業務システムが構築できるクラウドサービス」のことです。

プログラミングなしで簡単にアプリ(業務システム)を作成することが可能で、導入実績は30,000社以上を誇っています。

そんなkintoneですが、プロに外注せずに、自分でアプリを作成する場合、方法は主に以下の3つとなります。

  1. ドラッグ&ドロップで作成
  2. Excelファイルを読み込む
  3. アプリストアのサンプルアプリを利用する

この中でも、最も簡単なのが「3. アプリストアのサンプルアプリを利用する」という方法です。

サンプルアプリとは、アプリのひな型のこと。

そのまま利用することも、カスタマイズをして利用することも可能です。

kintoneのアプリストアでは、無料で使用できる100種類以上のサンプルアプリが用意されています。

今回は、このアプリストアとサンプルアプリを使って、kintone構築を考えてみましょう。

 

アプリの探し方と分類

kintoneアプリストアで、アプリを探す方法は以下の4つになります。

  1. アプリストア検索
  2. 業務で探す
  3. 業種で探す
  4. 利用シーン

それぞれ、順番に見ていきましょう。

 

アプリストア検索

アプリストア検索は、kintoneアプリストアのページの左上にある検索枠を利用する方法です。

使いたいアプリ、もしくは業務内容をキーワード入力して、検索することが可能です。

 

業務で探す

「業務で探す」では、業務別にアプリを探すことができます。

  • 営業・セールス
  • 顧客サービス・サポート
  • 調達・購買
  • 総務・人事
  • 広報・マーケティング
  • 開発・品質保証
  • 法務・知財
  • 情報システム
  • 全社

 

例えば、「営業・セールス」では、このようなアプリが用意されています。

顧客リスト 会社名、担当者名、連絡先などお客様の情報を登録するアプリです。 キーワード検索、地域等の条件での絞り込み、リストのCSV入出力等が可能です。
日報 日々の業務内容、報告事項、所感などを記載していくアプリです。 記録を行うだけでなく、あとからの振り返りやメンバー間のコミュニケーションにも活用できます。
商談報告書 商談の参加者、内容、課題などを記録するアプリです。 フォーマットを統一することで、必要な情報をもれなく報告させることができます。 また、内容に関するやりとりをこのアプリに集約できるので、情報の整理・検索が効率的になります。
案件管理 案件ごとに、受注の確度や金額はもちろん、活動の履歴も記録できるアプリです。 担当者別の案件数やその確度、今月の売上金額などを集計することもできます。

 

また、別カテゴリーの「総務・人事」では、次のようなアプリが用意されています。

タイムカード 勤務時間を記録するアプリです。 出勤時刻と退勤時刻を入力すると、勤務時間を自動で計算します。 上長への申請・承認もこのアプリひとつでできます。
出張申請 出張することになったとき・出張で交通費等の立替金が発生したときに申請するアプリです。 社外にいても確認・処理ができるので、申請から決裁までのスピードアップが図れます。
社員名簿 社員情報を一元管理するアプリです。 キーワード検索や複数条件での絞り込みで、探したい情報をすぐ見つけられます。 また、データを蓄積するだけでなく、入社人数の推移をみるなどの分析も可能です。

 

これらは一例であり、「営業・セールス」「総務・人事」共に、他にも様々なアプリが用意されています。

目的の業務に適したアプリを探してみましょう。

 

業種で探す

また、「業種で探す」では、業種別にアプリを探すことができます。

  • 製造業
  • 卸売業・小売業
  • 情報通信業
  • 建設業
  • 医療・福祉
  • 生活関連サービス業・娯楽業
  • 人材サービス業
  • 士業・コンサル業
  • 不動産業・物品賃貸業
  • 運輸業・郵便業
  • 教育・学習支援業
  • 宿泊業・飲食サービス業
  • 金融業・保険業

 

ここでは、自社の業種から、それに適したアプリを探すことができます。

サンプルアプリには、その業種専用のアプリも多数存在しているので、こちらの項目もぜひチェックしましょう。

以下はその例になります。

製造業
  • 設備メンテナンスパック
  • 生産進捗管理アプリ
  • 安全対策パック など……
卸売業・小売業
  • 店舗の脚注管理アプリ
  • 店舗クレーム対応管理アプリ
  • 店舗日報アプリ など……
医療・福祉
  • 放課後デイサービス記録アプリ
  • 訪問介護記録アプリ
  • 問診票(内科医療機関向け)アプリ など……

 

利用シーン

「利用シーン」では、具体的な利用場面からアプリを探すことができます。

例えば、モバイル項目では、スマートフォンから画像を共有できる「フォトレポートアプリ」。

プロジェクト項目では、打ち合わせ議事録を共有できる「議事録管理アプリ」などが用意されています。

 

アプリパックを活用しよう

また、kintoneアプリストアには複数のアプリがセットになったアプリパックが用意されています。

アプリパックでは、複数のアプリが連携されているのが特徴で、アプリAのデータをアプリBに呼び出す、もしくはその逆も可能になっています。

アプリパックを利用すれば、一気にkintoneを有効活用できるようになるでしょう。

以下では、そのアプリパックの例を紹介します。

営業支援パック
  • 顧客管理アプリ
  • 案件管理アプリ
  • 活動履歴アプリ
営業で、顧客・案件・商談の管理をすることを目的に構成されたアプリパックです。
顧客サポートパック
  • 顧客管理アプリ
  • 問合せ管理アプリ
  • サポートFAQアプリ
カスタマーサポートで、顧客や問合せの管理をすることを目的に構成されたアプリパックです。
人事労務パック
  • 従業員名簿アプリ
  • 人事評定管理アプリ
  • 配属・異動管理アプリ
人事総務部門で、従業員情報・評定情報・異動履歴の管理をすることを目的に構成されたアプリパックです。

 

他にも様々なアプリパックが用意されています。

アプリ検索に「パック」を入力で、他のパックもチェックしてみましょう。

 

kintoneの構築例

それでは、これまでの紹介を踏まえて、kintoneの構築例を見ていきましょう。

例えば、kintoneを導入する部署が営業部だった場合、以下のようなアプリの組み合わせが考えられます。

営業支援パック 顧客・案件・商談の管理を行う
ファイル管理 文書や提案資料、画像などのファイルを共有する
日報 日々の業務内容、報告事項、所感などを記載していく
商品見積もりパック 商品の見積書を作成する
ワークフローパック 交通費申請、出張申請、物品購入申請を行う
受注・売上管理 受注した後の請求・入金を管理する
受注・出荷管理 製品別に受注数量、出荷数量を入力、管理する
自社セミナー管理 自社で開催するセミナーを管理する

 

サンプルアプリを組み合わせるだけで、一般的な営業部に必要な業務を網羅することができました。

もちろん、これはあくまで例に過ぎないので、他のアプリを足し引きすることも可能です。

また、これらのアプリのデータを連携させたり、業務内容に応じてサンプルアプリをカスタマイズすれば、更に利便性が広がっていくでしょう。

 

自分で作るか、プロに依頼するか

以上のように、kintoneではアプリストアのサンプルアプリを使用すれば、簡単にkintoneを構築することができます。

しかし、サンプルアプリの使用には以下のようなデメリットも存在します。

  • 痒い所に手が届かない場合もある
  • システムが洗練されていないように感じることもある
  • むやみにカスタマイズをすると、正常に動作しなくなる可能性がある

このような事情を考えると、専門の企業にkintone構築を依頼するのも、1つの手であるでしょう。

 

株式会社Crenaでは、kintoneを始める企業に向けた、新しい導入支援サービス「StartUp kintone -スタートアップ キントーン-」を行っております。

「StartUp kintone」は、kintoneをこれから始める企業向けに、kintoneの運用をスムーズにスタートさせる手助けをするサービスです。

最短15時間でお客様のご要望に合わせたカスタマイズが可能で、使いやすく最適なシステムを構築することができます。

「StartUp kintone -スタートアップ キントーン-」の3つの強み
① CRM(顧客管理)アプリパックで顧客管理がスグできる

kintoneをすぐに利用できるように、本サービスにはCRM(顧客管理)機能を備えたアプリパックが付属しています。

② お客様のニーズに合わせて15時間でカスタマイズ

アプリの追加や修正、kintone運用に関するご相談を、kintoneに精通したプロのスタッフが対応します。

③ 便利なプラグインが永久無料で利用可能

契約特典として、Crenaが制作した4つの拡張機能プラグインを永久無料でご利用いただけます。

(対象プラグイン:法人番号検索/郵便番号検索/適格請求書発行事業者検索/フィールド制御)

詳細は、以下のページをご確認ください。

【最短1日でビジネスが変わる】StartUp kintone -スタートアップ キントーン-
株式会社Crena

 

 

まとめ

それでは、今回の内容を表にまとめてみます。

kintone
アプリストア
とは?
⇒ 無料で100種類以上のサンプルアプリが使用できるkintoneのサービスのこと
サンプル
アプリの
探し方は?
  1. アプリストア検索
  2. 業務で探す
  3. 業種で探す
  4. 利用シーン

4つの方法から探すことができる

サンプル
アプリから
kintoneを
構築する
コツは?
  • 「業務で探す」「業種で探す」で目的に適したアプリを探す
  • 複数のアプリがセットになったアプリパックを活用する
  • 必要に応じてサンプルアプリにカスタマイズを行う
サンプル
アプリの
デメリットは?
  • 痒い所に手が届かない場合もある
  • システムが洗練されていないように感じることもある
  • むやみにカスタマイズをすると、正常に動作しなくなる可能性がある

以上、今回の記事では、kintoneアプリストアを使って、手早くkintone構築を行う方法を解説しました。

kintone導入を考えている方、もしくはkintone初学者の方の参考になりましたら幸いです。

 

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それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。


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