kintoneを利用していると、
「プラグインを使ってみたいけど、どう選べばいいのか分からない……」
「導入してみたいけど、トラブルが起きないか心配……」
「解決したい課題はあるけれど、どのプラグインを選べばいいか迷ってしまう……」
といったお悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。特に、kintoneを使い始めたばかりの方にとっては、プラグインを導入するハードルが高く、不安に感じる場面も少なくありません。
そこで本記事では、そんな不安を解消できるよう 「kintoneプラグインの選び方」 と、実際に役立つ おすすめプラグイン をご紹介いたします。
\この記事はこんな方にオススメ!/ |
|
kintoneに精通した弊社が分かりやすくご紹介を行いますので、ぜひ最後までチェックしてみてください!
kintoneの「プラグイン」とは?
プラグインとは?
プラグインとは、インストールするだけでkintoneの機能を拡張できる追加プログラムのことです。kintoneにプラグインを導入することで、より使いやすいように機能をカスタマイズできます。また、インストールはkintoneのシステム管理画面から簡単に行うことが可能です。
プラグインでできること
kintoneにプラグインを導入すれば、以下のような機能を利用することができます。
- 見た目をカスタマイズ
- レコードのデータを操作
- 入力をサポート
- 標準機能をパワーアップ
- 外部システムと連携
① 見た目をカスタマイズ
例えば、レコードの画面でフィールドをカテゴリごとに整理し、タブで切り替えて表示することができます。これにより、一度にすべての項目をスクロールして探す必要がなくなり、目的の情報に素早くアクセスできるようになります。
② レコードのデータを操作
例えば、別のアプリ間でレコードのデータをワンクリックでコピーすることができます。これにより、同じ内容をいちいち手入力する必要がなくなり、入力ミスの防止や作業時間の短縮につながります。
③ 入力をサポート
例えば、郵便番号を入力すると、住所情報を自動で入力することができます。これにより、住所の手入力にかかる手間を省けるだけでなく、入力漏れや誤字を防止することができます。
④ 標準機能をパワーアップ
例えば、テーブル機能を利用する際に、テーブル行をドラッグ操作で移動・複製・並び替えできるようになります。これにより、入力済みのデータをコピーして活用したり、順番を入れ替えて整理したりと、表形式でのデータ管理がより直感的でスムーズになります。
⑤ 外部システムと連携
例えば、国税庁のデータベースと連携することで、インボイス制度の登録番号から最新の適格請求書発行事業者情報を自動取得することができます。これにより、手作業で事業者情報を調べて入力する必要がなくなり、入力作業の効率化はもちろん、誤入力や確認漏れの防止にもつながります。
プラグインの注意点
プラグインは上記で紹介したように、kintoneの機能を大幅にパワーアップしてくれますが、以下の点には注意しましょう。
① プラグインの利用にはスタンダードコースの契約が必要
kintoneには「ライトコース」と「スタンダードコース」がありますが、プラグインを利用できるのはスタンダードコースのみです。そのため、現在ライトコースをご契約中の方は、プラグインをご利用いただくためにスタンダードコースへの切り替えが必要になりますのでご注意ください。
② 無料プラグインは更新や提供がストップする可能性も
kintoneプラグインには、無料のプラグインと有料のプラグインが存在します。
無料のプラグインを利用すれば、導入コストを抑えることができます。
ただしその一方で、
・kintoneのアップデートに対応してもらえない
・予告なく提供が停止される可能性がある
といったリスクがある点には注意が必要です。業務で継続的に利用する場合は、サポート体制やアップデート対応の有無を事前に確認しておくと安心です。
③ プラグインのセキュリティリスクに注意
プラグインによってはセキュリティに脆弱性がある可能性も考えられます。
そのため、プラグインを導入する際は、必ず以下の点を確認しましょう。
・信用できる提供元かどうか
・セキュリティ対策がしっかりしているか
これらを確認することで、安心してプラグインを利用することができます。
無料プラグインと有料プラグインの違いについて
プラグインには無料プラグインと有料プラグインが存在します。利用するプラグインを選ぶ前に、まずは無料プラグインと有料プラグインのメリットとデメリットについて、しっかりと理解しておくことが大切です。
無料プラグインについて
まずは、無料プラグインのメリット・デメリットについて解説していきます。
メリット① コストを抑えることができる
無料プラグインの最大のメリットは、費用を抑えられることです。プラグイン自体の導入コストや運用コストを抑えられる点は、大きな魅力と言えます。
デメリット① 保守サービスがない
有料プラグインの場合、提供元による保守サービスが行われていることがほとんどですが、無料プラグインの場合、保守が約束されていないので、kintoneのアップデートによって、プラグインが急に動かなくなってしまう可能性があります。
デメリット② 急に提供が終了する可能性がある
無料プラグインの場合、開発者の都合によって、急にプラグインの提供が終了する可能性があります。
デメリット③ 競合が発生してしまう可能性がある
競合とは、複数のプラグインをアプリに導入すると、プラグインが正しく動作しなくなってしまう問題のことを指します。例えば、無料だからといって、さまざまな提供元のプラグインを利用していると、それぞれの動作が干渉して、正常に動作しなくなってしまう可能性があります。
有料プラグインについて
次に、有料プラグインのメリット・デメリットについて解説していきます。
メリット① 保守サービスを行ってくれる
有料プラグインの場合、提供元の企業が責任を持って保守サービスを行ってくれます。kintoneのアップデートにもしっかり対応してくれるので、企業でkintoneを間違いなく運用していきたいなら、有料プラグインがオススメになります。
メリット② 急にプラグインの提供が終了することがない
有料プラグインを提供している企業は、しっかりとサービスを持続して行っていることが殆どです。実績や規模を確認した上で、信頼できる企業のプラグインを利用しましょう!
メリット③ 同じ企業の有料プラグインならば競合を避けられる
競合とは、複数のプラグインをアプリに導入すると、プラグインが正しく動作しなくなってしまう問題のことでした。ですが、「同じ企業の有料プラグインを複数利用する」という場合であれば、競合トラブルの問題を回避することができます。
これは、企業内で競合チェックが行われていることはもちろん、万が一、競合が発生してしまった場合は、その企業に問い合わせができるのも安心なポイントです。
デメリット① 運用コストが発生する
有償プラグインのデメリットは、やはり利用料金が発生してしまうことです。相場はだいたい、基本的なプラグインで月額利用3,000~円、高機能なプラグインで月額利用10,000~円になります。
便利だからといって、むやみに導入してしまうと、プラグインの運用コストが予想以上にかさんでしまったという場合も考えられます。本当に必要なプラグインをよく検討して導入を行いましょう!
無料プラグインと有料プラグインの特徴まとめ
まとめると、無料プラグインと有料プラグインのメリット・デメリットは以下のようになります。
メリット | デメリット | |
無料 プラグイン |
|
|
有料 プラグイン |
|
|
これらの特徴を踏まえると、プラグインの導入時には、以下の点に注意が必要です。
- むやみに複数のプラグインを入れすぎない
⇨ 他のプラグインやカスタマイズとの干渉で不具合が出ることがあります。 - 保守・アップデートの有無を確認する
⇨ kintoneをしっかりと運用していきたいなら、有料プラグインがオススメです。
プラグインの探し方
それでは、実際にプラグインの探し方を解説していきましょう。結論から申し上げると、プラグインを探す際には、以下の3つの方法がオススメです。
- kintone公式サイトで探す
- ペパコミ社のプラグインメディアで探す
- 検索エンジンで「kintone [お悩み・要望] プラグイン」で検索して探す
それでは、順番に詳しく解説していきましょう。
① kintone公式サイトで探す
kintoneの公式サイトのプラグイン・連携サービスのページにアクセスすれば、プラグインを検索ワードや条件から探すことができます。
サイボウズ社が公認したプラグインのみが掲載されているので、こちらのページで検索を行えば、kintoneを始めたばかりの方でも安心ですね!
② ペパコミ社のプラグインメディアから探す
ペパコミ社が運営するプラグインメディアでは、kintoneプラグインの機能や活用事例を詳しく知ることができます。
kintoneプラグインは非常に数が多いですが、プラグインメディアをチェックすれば、なんと全プラグインの情報を確認することが可能です!
③ 検索エンジンで「kintone [お悩み・要望] プラグイン」で検索して探す
GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、「kintone [お悩み・要望] プラグイン」で検索を行うのも1つの方法です。
ですが、繰り返しの注意になりますが、良さげなプラグインを発見してもすぐにダウンロードはせずに、「信用できる提供元なのか?」「セキュリティはしっかりしているのか?」などの確認をしっかり行うようにしましょう。
失敗しないプラグインの選び方
続いて、失敗しないプラグインの選び方について解説していきます。
プラグインを選ぶ際には、以下の4つのポイントを意識しましょう!
- 解決したい課題を明確にする
- 無料で試せるものは必ず試す
- サポート体制とアップデート状況を確認する
- 導入事例や評判を参考にする
① 解決したい課題を明確にする
kintoneプラグインを導入する際には、「なんとなく効率化したい」ではなく、「解決したい課題」を明確にしてから導入を行うようにしましょう。
現場で感じている具体的な課題を整理しておくと、自然と必要なプラグインも絞り込まれていきます。課題が曖昧なままプラグインを導入してしまうと、「利用料金を払っているのに活用できていない……」「よく分からないプラグインばかり増えていって不具合が発生した……」という事態にもなりかねません。
② 無料で試せるものは必ず試す
多くの有料プラグインには、「無料トライアル」や「お試し版」が用意されています。
購入を行う前に、必ず自社の環境で動作チェックをしておきましょう。また、お試し中に社内メンバーにヒアリングを行えば、現場での使い勝手も事前にチェックできます。
③ サポート体制とアップデート状況を確認する
プラグインは、kintone本体の仕様変更にあわせてアップデートされる必要があります。また、万が一不具合が起きたときにはサポートが頼りになります。
「サポート窓口が整っているか?」「問い合わせへの対応スピードはどうか?」「定期的にアップデートが行われているか?」といった点は必ずチェックしましょう。無料だけどサポートがないプラグインは、長期的に使うとリスクになることもあります。
④ 導入事例や評判を参考にする
導入事例や評判を参考にすれば、導入後のイメージも掴みやすくなります。
また、サイボウズのパートナー評価制度で高評価を貰っている(☆が付いている)サービスは安心して利用することができるでしょう。
お悩みごとにkintoneおすすめプラグインをご紹介
それでは、最後にお悩みごとにおすすめのプラグインをご紹介いたします!
「見た目・UI改善したい」あなたにおすすめなのは?
タブ表示プラグイン
フィールドをタブで整理して表示できるプラグインです。
主な機能
フィールド制御プラグイン
フィールドの表示/非表示や編集可/編集不可の制御ができるプラグインです。
主な機能
- 任意の画面でフィールドを表示・非表示にする
- 条件に応じてフィールドを表示・非表示にする
- 条件に応じてフィールドの編集を可・不可に制御する
- テーブル内のフィールドの表示・非表示を切り替える
- 条件に応じてテーブル内の任意の行のフィールドの編集を可・不可に制御する
ツールチッププラグイン
関連する説明文をポップアップで表示できるプラグインです。
主な機能
「作業効率化・自動化したい」あなたにおすすめなのは?
郵便番号検索プラグイン
郵便番号から住所、住所から郵便番号を取得できるプラグインです。
主な機能
自動採番プラグイン
レコードに自動的に通し番号を付与できるプラグインです。
主な機能
日付プラグイン
日付の加算演算・期間算出・表示形式の変更ができるプラグインです。
主な機能
「一覧画面のUIを改善したい」あなたにおすすめなのは?
ガントチャートプラグイン
レコードをガントチャート形式で表示できるプラグインです。
主な機能
カンバンプラグイン
レコードをカード形式で表示できるプラグインです。
主な機能
カレンダープラグイン
レコードを月・週・日ごとのカレンダー形式で表示できるプラグインです。
主な機能
「標準機能を拡張したい」あなたにおすすめなのは?
テーブル操作プラグイン
テーブル行の移動・複製・並び替えができるプラグインです。
主な機能
ルックアッププラグイン
自動取得やデータの絞り込み表示、参照レコードの追加ができるプラグインです。
主な機能
プロセス管理プラグイン
条件を指定したステータス変更、ステータスの一括変更ができるプラグインです。
主な機能
- プロセス管理のステータスの変更時に特定のフィールドの入力されているかチェックする
- プロセス管理のステータス変更履歴をレコードに自動保存する
- プロセス管理のステータス変更時にフィールドに固定値を自動入力する
- レコード一覧画面からステータスを一括変更する
- レコード一覧画面から作業者を一括変更する
「入力ミスを防止したい」あなたにおすすめなのは?
入力制御プラグイン
値の重複や必須項目の不足のチェックができるプラグインです。
- 任意のフォーマットの入力チェックを行う
- 条件に応じて必須設定ができないフィールドの必須チェックを行う
- 条件に応じて重複設定ができないフィールドの重複チェックを行う
- 必須設定ができないフィールドの必須チェックを行う
- 重複設定ができないフィールドの重複チェックを行う
- テーブル内のフィールドを条件に応じて必須チェックを行う
文字変換置換プラグイン
入力した文字を自動的に変換または置換できるプラグインです。
主な機能
- 半角/全角スペースを自動で削除する
- 法人格の表記揺れを自動で置換する
- 電話番号や郵便番号のハイフンを自動で削除する
- 英単語やローマ字の先頭文字を自動的に大文字に変換する
- レコード一覧画面から一括で文字列の変換・置換を行う
「データ作成を自動化したい」あなたにおすすめなのは?
アプリ間レコード更新プラグイン
特定の値が一致するレコード情報を自動で更新できるプラグインです。
- アプリ間でレコードをコピーする
- 条件に基づいてレコードを自動でコピーする
- レコードをコピーした後、コピー元のレコードに任意の値を設定する
- 複数のアプリにレコードを同時にコピーする
- 削除されたレコードをバックアップとして保存する
アプリ間レコードコピープラグイン
レコード情報をアプリや別のアプリにコピーできるプラグインです。
主な機能
- アプリ間でレコードを更新する
- 条件に応じてレコードを自動で更新する
- 更新先アプリのレコードを絞り込んで更新
- レコードを更新した後、更新元のレコードに任意の値を設定する
- 複数のアプリのレコードを同時に更新する
テーブルデータ転送プラグイン
テーブルの行ごとにレコードを自動で作成できるプラグインです。
主な機能
- テーブルを分解してレコードを作成する
- レコードを転送した後、転送元のレコードに任意の値を設定する
- 条件に応じてテーブルから自動でレコードを作成する
- 任意のタイミングでテーブルからレコードを作成する
- 条件に応じてテーブルから行を絞り込んでレコードを作成する
まとめ
それでは、今回の内容をまとめていきましょう。
kintoneプラグインとは? |
⇨ インストールするだけでkintoneの機能を拡張できる追加プログラム |
kintoneプラグインでできること |
|
無料プラグインと有料プラグインのメリット・デメリット | ||
メリット | デメリット | |
無料 プラグイン |
|
|
有料 プラグイン |
|
|
kintoneプラグインの探し方 |
|
失敗しないkintoneプラグインの選び方 |
|
お悩み別おすすめプラグイン | |
見た目・UI改善したい | 作業効率化・自動化したい |
|
|
一覧画面のUIを改善したい | 標準機能を拡張したい |
|
|
入力ミスを防止したい | データ作成を自動化したい |
|
|
以上で解説したプラグインの概要・探し方・選び方を理解すれば、プラグイン入門についてはバッチリです!
課題に適した信頼できるプラグインを見つけて、kintoneの業務を効率化しましょう。
また、Crenaのkintoneプラグインサービスには
- CyPN Report 2025 エクステンション部門 1つ星獲得
- プラグイン30日間無料お試し可能
- 安心のサポート体制
- 定期的なアップデート
- 同社プラグインの競合エラー徹底チェック
- 豊富な導入事例
- 分かりやすいマニュアル・活用ガイド
などの安心できるポイントが揃っております。
ぜひ、以下からお気軽にプラグインをご体験ください!
自分の環境でプラグインを試したい方は30日間無料お試し申込み!
![]() |
当社では、プラグインを30日間無料で自分の環境でお試しいただけます!お気軽にお申込みください!
誰でもすぐにプラグインが体験できるデモ環境を公開中!
![]() |
当社では、どなたでも簡単にプラグインをお試し頂ける「プラグインデモ環境」を公開しております!
面倒な手続きは一切不要で、今すぐプラグインの機能や操作性を体験していただけます。
「とりあえずプラグインを体験してみたい!」という方は、上記のボタンからどうぞ!
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。