株式会社タッグシップ「Crena Plugin」導入事例のご紹介

kintone プラグイン導入事例

株式会社タッグシップ
業務内容:地域コミュニティ形成支援・企画提案/実施・調査業務
利用用途:プロジェクト管理、外注費請求管理、支払い管理、会計ソフトfreeeとの連携
従業員数:4名
kintone利用ユーザー数:4名
kintone歴:1年半

株式会社タッグシップは、マンション開発や再開発による街づくりにおいて、コミュニティ形成の支援や企画提案を行う企業です。企業・個人・地域を対象に、コンサルティングからブランディング、プロモーションの企画・実践、コミュニティデザインや地域活性化に関わるマーケティングまで、幅広く手がけています。

マンションや再開発エリアを単なる居住場所ではなく、「新しいコミュニティが生まれる場所」と捉え、入居後の暮らしを見据えた企画をオーナーやデベロッパーと共に提案・実施しています。これまで十分に表に出てこなかった「コミュニティ」という価値に光を当て、街と人をつなぐ新しい分野の事業を展開しています。

さて、そんな同社では以前より、「経理業務の煩雑さ」が大きな課題となっていました。

ですが、「kintone」と「Crena Plugin」の導入により、これらの課題の解決と大幅な業務効率化を実現します。

今回の導入事例では

  • どのような課題が具体的に発生していたのか?
  • なぜ「Crena Plugin」の導入を決定したのか?
  • 「Crena Plugin」を導入してどのような効果があったのか?

という点について、同社の古坂さんに詳しくお話をお伺いしたいと思います。

顧客課題

kintone導入前の課題

[1]煩雑な支払い・経費管理と混乱

同社では、「日払い」「翌月払い」「翌々月払い」といった複数の支払い条件が取引先ごとに混在しており、支払い管理が非常に複雑になっていました。支払いタイミングの把握や管理に手間がかかり、確認作業だけでも多くの時間を要していたといいます。

特に源泉徴収が必要な取引については、対象者の判別や納付額の管理が難しく、経理担当者に大きな負担がかかっていました。また、Excelでの管理では、「発生ベースでの管理」「支払い期日ベースでの管理」といった複数の管理シートを作成・更新する必要があり、同じ情報を何度も入力する非効率な運用となっていました。これにより、作業負荷の増大だけでなく、入力ミスや管理漏れのリスクも抱えていました。

[2]非効率な会計ソフト連携

請求書や売上情報を会計ソフト「freee」へ連携する際には、Excelでデータを作成し、CSV形式で取り込む運用を行っていました。この方法では、手作業による転記が発生するため、入力ミスのリスクが高いだけでなく、「データ作成に時間がかかる」「修正があるたびに再作成が必要」といった課題があり、経理業務全体の生産性を下げる要因となっていました。

[3]グループ会社間の非統一的な運用

経理担当者が複数のグループ会社を兼任しているにもかかわらず、会社ごとに経理フローや管理方法が異なり、グループ内での運用が統一されていませんでした。また、グループ会社のうち1社のみが先行してkintoneを導入していたため、ツールや管理方法が混在し、業務負担が大きくなっていました。

「kintone」&「Crena Plugin」の導入へ

このような経理業務の課題を抱えていた同社ですが、グループ会社であるSales Up Designが、「kintone」と「Crena Plugin」で業務改革に成功したことをきっかけに、同じく導入を決定します。

それでは、実際の導入効果を見ていきましょう。

導入効果

1.支払い管理・納付業務の効率化

請求書を「支払期限が今月」で一覧表示請求書を「発生日が先月」で一覧表示

複数の支払い条件が混在していた同社ですが、kintoneで「支払い期日ベース」「発生ベース」を用途に応じて切り替えて管理できるようになり、情報整理が格段に容易になりました。特に、混乱が多かった源泉税の納付については、支払い期日ベースで絞り込みを行うことで正確に把握できるようになり、作業負担が大幅に軽減されました。

2.freee連携プラグインでkintoneとfreeeを連携

freee連携プラグイン
⇨ 会計ソフトfreeeとkintoneをシームレスに連携し、業務効率化を実現するプラグインです。

売上アプリや外注請求書アプリにfreee連携プラグインを導入することで、ボタンをクリックするだけでfreee決済情報の取得・取引作成が可能に。これにより、従来必要だったExcel転記・CSV作成といった手作業が完全に不要となり、ミス防止と作業時間の削減を実現しました。

3. グループ会社間の運用統一

古坂さんは「セールズアップ」「バルコン」「タッグシップ」の3社で経理を兼任されていますが、kintone導入により会計連携や経理フローを3社で統一できました。これにより、作業の混乱がなくなり、担当者にとって大きな負担軽減につながっています。

まとめ

タッグシップでは、「kintone」と「Crena Plugin」の導入により、経理業務全体の効率化を実現しました。特に、複雑な支払い条件を持つ外注費管理において、必要な情報を正確かつ迅速に把握できるようになったことは大きな成果です。

また、グループ会社間で業務運用を統一したことで、今後のさらなる業務改善にもつながる基盤が構築されました。

タッグシップ様のさらなるご発展を心よりお祈り申し上げます。ご協力いただき、誠にありがとうございました。

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