株式会社バルコン「Crena Plugin」導入事例のご紹介

株式会社バルコンは、街づくりやマンション開発プロジェクトにおいて、映像を軸としたクリエイティブ制作を手がける企業です。撮影によるリアルな映像表現から、CG・XR（クロスリアリティ）を活用したバーチャル表現まで、ビジュアル制作全般に対応。仮想空間の制作やバーチャル体験コンテンツなど、空間や体験の価値を高める表現を提供しています。

また、制作したビジュアルを活用するためのWebサイトやアドメディアの制作、PR・拡散設計までを一貫して行い、街やプロジェクトの魅力を最大化するブランディング領域のクリエイティブを総合的に担っています。

さて、そんな同社では以前より、「経理作業の煩雑さ」と「情報管理の非効率性」という課題に悩まされていました。

ですが、「kintone」および「Crena Plugin」の導入により、これらの課題を解決し、業務の効率化を実現します。

今回の導入事例では

• どのような課題が具体的に発生していたのか？
• なぜ「Crena Plugin」の導入を決定したのか？
• 「Crena Plugin」を導入してどのような効果があったのか？

という点について、同社の古坂さんに詳しくお話をお伺いしたいと思います。

顧客課題

kintone導入前の課題

[1]非効率な会計ソフト連携のプロセス

外注費の請求書処理後に会計ソフトfreeeへ登録する際、「Excelでデータ作成 → CSV取り込み」という手作業が必要でした。

その結果、「転記ミスが発生しやすい」「作業時間がかかる」「フローが複雑で属人化が進む」といった問題が顕在化していました。

[2]情報の一元管理の欠如と煩雑さ

請求書や受発注関連のやり取りがメール中心で行われており、必要な情報がメールボックスに埋もれてしまうことが多くありました。

また、共有フォルダでの管理も併用していたため、「どこに何の情報があるのか」を追跡するだけで時間がかかってしまう状況でした。

[3]グループ会社間での運用方法の不統一

古坂さんは複数のグループ会社の経理を兼任していますが、会社ごとに経理フローが異なっていたため、作業の混乱につながるリスクがありました。

「kintone」＆「Crena Plugin」の導入へ

これらの課題を抱える中、グループ会社であるSales Up Designが「kintone」と「Crena Plugin」による業務改革に成功したことをきっかけに、バルコンでも同じく導入を決定します。

それでは、実際の導入効果を見ていきましょう。

導入効果

1.  freee連携プラグインでkintoneとfreeeを連携

売上アプリや外注請求書アプリに導入することで、ボタン1つで「freee決済情報を取得」「freee取引の自動作成が可能」といった操作を実現しました。これにより、従来必要だったExcelでのデータ作成やCSV登録は不要となり、転記ミスの防止と作業時間の大幅削減に成功しました。

2.  顧客情報やプロジェクトをkintoneで一元管理

kintoneを導入したことで、顧客情報・プロジェクト情報・受発注情報がすべてアプリ上で一元管理できるようになりました。

さらに、タブ表示プラグインを利用することで、「カテゴリごとに情報が整理」「必要な情報に素早くアクセスできる」「UIが見やすく、現場ユーザーの利便性が向上」といった使いやすいアプリ運用を実現しています。

3. グループ会社間の運用統一

古坂さんは「セールズアップ」「バルコン」「タッグシップ」の3社で経理を兼任されています。kintoneとCrena Pluginを導入したことで、「freee連携の操作」「受発注・請求管理のフロー」「経理手続きのルール」をグループ全体で統一することができました。

その結果、会社ごとに作業方法が異なることによる混乱が解消され、担当者にとって大きな負担軽減につながっています。

まとめ

バルコンでは、「kintone」と「Crena Plugin」の導入により

• 会計関連作業の効率化
• プロジェクト・顧客情報の一元管理
• グループ会社での運用統一

を実現し、業務全体をよりスムーズに運用できる基盤が構築されました。

バルコン様のさらなるご発展を心よりお祈り申し上げます。ご協力いただき、誠にありがとうございました。