この記事では、kintoneで「できること」と「できないこと」を解説していきます。
この記事を読むと |
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kintoneとは?
kintoneはサイボウズ社が提供している、クラウド型業務アプリ開発プラットフォームです。
kintoneを使用すれば、顧客管理やスケジュール管理などの業務アプリをプログラムなしで作成することができ、またそれらのデータをクラウド上で共有することが可能になります。
こうした利便性から、Excelベースの業務からkintoneへ移行する会社は増えており、すでに累計30,000社以上で導入が行われています。
今回は、このkintoneで「できること」と「できないこと」(または、メリットとデメリット)を解説していきたいと思います。
kintone導入を考えている方は、ぜひご一読ください。
kintoneでできること・メリット
業務アプリ作成
基本的な内容になりますが、kintoneでは、様々な業務アプリを作成することができます。
具体的には
などなど……。 |
アプリの作成方法は主に3つで
- アプリストアのサンプルアプリを使用する
- Excelファイルを読み込む
- ドラッグ&ドロップで初めから作成
で誰でも簡単に作ることが可能です。
クラウドでデータを一元管理
kintoneを用いれば、様々な業務データを一元管理することができます。
※一元管理:企業活動に関するさまざまなデータを一カ所に集め、統一的な管理方法のもとで管理すること |
例えば、Excelの場合はそれぞれ各個人がファイルを管理しているため、必要なデータを探すのが大変でした。
しかし、kintoneならば、全ての情報がクラウドで共有されているので、簡単に閲覧・検索・編集を行うことが可能です。
コミュニケーション機能
kintoneは、コミュニケーションや情報共有の機能も充実しています。
具体的には
- レコード(データ)内のコメント機能。レコードに関するメモを残したり、やりとりを行うことができる
- スペース機能で、部署別やプロジェクト別に、スレッド(チャットルーム)を作成することができる
- ピープル機能で、各個人にメッセージを送ることができる
などが挙げられます。
マルチデバイス対応
kintoneはwebブラウザでアクセスするので、PC・タブレット・スマホなど、端末を問わずに利用することができます。
Excelにありがちな、PCでしか閲覧・編集・共有がしにくいという問題も、kintoneなら無事に解決することができます。
また、どこでも情報を共有することができるようになるので、外出中でも在庫確認や、ワークフロー承認業務を行うことが可能です。
外部サービス連携
API連携機能によって、外部サービスと連携ができるのも、kintoneの強みです。
営業支援ツール・マーケティングツール・会計ソフトなどと連携すれば、更に業務を効率化することができるでしょう。
ただし、外部連携には、有料の拡張プラグインが必要になるのが一般的です。
あらかじめ、導入前に必要なコストを確認しておきましょう。
kintoneでできないこと・デメリット
複雑な計算処理
kintoneはビジネスアプリの使用を基本としているため、複雑な計算や統計処理には向いていません。
また、Excelの代わりであっても、複雑な関数を使用している場合は、移行に対応しきれない場合が考えられます。
会計システムの構築
kintoneで簡単な経理管理や売上管理を行うことは可能ですが、本格的な会計ソフトのような機能には対応していません。
ただし、外部の会計ソフトとプラグインで連携すれば、kintoneでも本格的な会計を行うことが可能です。
大量のデータ保管・処理
kintoneで1ユーザーが使用できるのは5GBまでが上限となっています。
また、kintoneはクラウドサービスであるため、大量のデータを処理したり、計算したりするのは向いていません。
大容量のデータを扱う場合には、外部のデータベースや解析ツールと連携させるのが適切な運用になるでしょう。
機械学習やAIの実行
また、大量のデータを扱う、機械学習やAIの実行にもkintoneは不向きです。
kintoneのデータを活用するならば、こちらも外部ソフトと連携して、実行することになります。
まとめ
それでは、今回の内容をまとめていきましょう。
できること・メリット | できないこと・デメリット |
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(※ただし、これらの問題点も、拡張プラグインで外部との連携を行えば、解決することが可能です) |
要点をかいつまめば、kintone導入に向いているのは、
「基本的なビジネス業務をクラウド上で行いたい(データを一元管理したい)」
「どこでも情報共有やワークフロー承認業務を行えるようにしたい」
「社員のコミュニケーションを活発にしたい」
といった企業になるでしょう。
その一方、専門的なシステム、複雑な計算、大量のデータ処理を求めている企業には向いていません。
※とはいえ、繰り返しになりますが、拡張プラグインで解決できる場合も多くあります。
特に、当社は会計ソフト(freee)との連携を得意としています。ぜひご相談ください。 |
kintone導入を考えている方は、自社が求めているものと照らし合わせて、向いているかどうか一度ご検討ください。
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