今回は、kintoneでよくある問題の一つである「レコード番号を計算式で使用できない」という問題について、kintoneプラグインを使用して解決する方法を紹介します。
kintoneにおいて、レコード番号は非常に重要な情報の一つであり、多くの場面で計算式で参照できたらな…と思うことがあります。しかし、標準機能ではレコード番号を計算式で参照することができず、これが問題となっています。そこで、本記事ではkintoneプラグインを使用することで、この課題を解決する方法をご紹介いたします。
この記事は「kintoneの標準的な機能ではレコード番号を計算式で参照できないと知り、問題を解決したいと思っている人」にオススメです!
レコード番号が計算式で使用できないってどういうこと?
kintoneの計算式は、フィールドの値を使って式を計算する機能です。具体的には、計算フィールドや文字列(1行)の自動計算などで使用することができます。ただし、全てのフィールドが計算式で使用可能というわけではありません。計算式で使用できるフィールドとできないフィールドは以下のとおりです。
計算式で使用できるフィールド
数値、計算、日時、日付、時刻、作成日時、更新日時、ルックアップ、文字列(1行)、ドロップダウン、ラジオボタン、作成者、更新者、チェックボックス、複数選択
計算式で使用できないフィールド
レコード番号、ラベル、文字列(複数行)、リッチエディター、添付ファイル、リンク、ユーザー選択、組織選択、グループ選択、関連レコード一覧、スペース、罫線、グループ
▼レコード番号を計算式に設定しフォームを保存
▼エラーメッセージが表示され保存できない
kintoneでレコード番号は計算式で使えない?プラグインを使って解決する方法!
kintoneでは、計算式でレコード番号を使用することができません。しかし、レコード番号を別のフィールドにコピーすることで、計算式で利用することができます。
ここで便利なのが、「レコード更新プラグイン」です。このプラグインを使うと、レコードが追加されるたびに、自動的にレコード番号を他のフィールドにコピーして更新することができます。これにより、計算式でレコード番号を使用できるようになります。
レコード更新プラグインを使ってレコード番号を計算式で使用するための手順は以下のとおりです。
1. レコード番号がコピーされるフィールドと追加
1. レコード番号がコピーされるフィールドと追加
2. 計算式にレコード番号がコピーされるフィールドを設定
3. アプリ間レコード更新プラグインを設定
4. レコードを追加しレコード番号がコピーされていること、計算式が正しく設定されていることを確認
▼レコード追加画面(レコード保存前)
▼レコード詳細画面(レコード保存後)
レコード番号(コピー)にレコード番号がコピーされ、計算式で利用可能になりました!
さいごに
今回ご紹介した「kintoneのレコード更新プラグイン」の現在30日間無料でお試しできます!本プラグインの他にもカンバンプラグインやフィールド制御プラグインなど全14種類のプラグインが全てお申し込みいただけます。
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