kintoneの開発にかかる費用相場

小規模カスタマイズの費用

小規模なカスタマイズは、約数万円～数十万円で外注可能です。例えば、データを自動コピーして効率化を図るための自動ルックアップや、案件やタスクを確認しやすくするためのレコード一覧画面の配色変更などは約3万円でカスタマイズできます。

パッチプログラムの追加やメニュー項目の変更などの基本的なカスタマイズは、約30万円で開発可能です。小規模カスタマイズであっても、一から開発を依頼する場合は費用がかさむ可能性があります。kintoneアプリであれば必要な機能に絞って開発が可能ですので、コストを抑えつつ効率的に依頼することが可能です。

外部サービスとの連携費用

kintoneは外部サービスとの連携が可能です。既存のシステムと連携させることで、データを移動させることなく一元管理できます。連携の開発費用は、例えばLINEやSlack、Chatworkなどのコミュニケーションツールとの連携は約5～10万円で可能です。freeeや勘定奉行などの会計ソフトとの連携は約10万円から、Googleとの連携は約5～10万円かかります。

新たにアプリを開発する費用

JavaScriptやプラグインを活用した大がかりな開発では100万円以上の費用がかかる場合もあります。外注する場合、最初の見積もりが予算内に収まっていたとしても、進めていくうちにカスタマイズや機能の追加などが発生し、費用が大きくなる場合がありますので、予算設定に注意しなければなりません。契約前に追加料金について確認しておくことをおすすめします。

外注でかかるコスト

kintoneアプリの開発を外注する場合、内製では発生しないコストがあります。外注によってかかるコストの内訳は以下のとおりです。

• 仕様書作成の社内検討コスト
• 外注先へ支払う開発コスト
• 外注先との打ち合わせコスト
• 検収コスト
• 追加開発コスト
• エラーの修正コスト

外注の場合、最初の見積もりの時点では予想できないコストが開発を進めていくうちに発生することもあります。追加料金が発生するか確認しておくことも大切ですが、予算に余裕を持って開発を進めておくとよいでしょう。

内製でかかるコスト

内製は社内の人材で開発するため、コストがかからないと考えている方も多いかもしれません。しかし、内製でも以下のようなコストが発生します。

• 開発のための学習コスト
• 開発後のテストコスト
• 開発後の修正テストコスト

内製でも外注同様に開発コストはかかりますが、外部との打ち合わせや契約などの事務的な手間が発生しません。人材を確保できており、小規模な開発であればスピーディな対応が可能です。